「もしかして…それだけを言いにここまで来て、追い掛け回されてたのか?」



「…うん。」



「やっぱ、楓宇は変わってねぇーよ!無駄に行動力がすごいとことか(笑)」



「も~!それほめてるの?」



「ほめてるって!」



「じゃあ、もう怒ってない?」



「おう!でも、楓宇がまた変わったら怒る。」



「もう、変わらないよぉ~!あたしらしく生きるって決めたんだから!」



「そーだな!」



「こらー、隼人!その女から早く離れて!」



「あ、やばっ!望月マネが来た!楓宇は逃げろ!」



「わかった!」



隼人と仲直りできたし早く家に帰らないとお母さん心配するよね。

出口は…

あ!この事務所広くてどこが出口かわかんないんだった!

隼人に聞いとけばよかったなぁ!

どーしよぉ…


ガシッ

「え?」



「社長室まできてください。」