「そうかぁ……」 神妙な様子で芳樹は頷く。 それを見た紘哉は、怪訝な顔をする。 「……今日のおじさんは変だ。何かあったのか?」 「何もないよ」 「それは嘘だ。身内の人間を欺けると思うな」 「……手厳しいね」 芳樹は悲しそうに笑う。 しかし、それ以上語ろうとはしなかった。 「じゃあ、この100万は紘哉に預けておく」