「『100万は用意できたか?さもないとこの娘に手を出す』……それが手紙の内容だ」 狸翠がビニール袋に入っていた手紙を読み上げた。 「これで狂言誘拐じゃ無いってのは証明されただろ?」 「……そうですね」 「オマケに、これはまだ序の口だと言うことだ。早く見付けなくちゃな」 「そうですね」 未だ呆然としている紘哉。 目を背けたい。 でも反らしてはならない。