狸翠と雄太郎が一斉にこちらを向く。 「だから狂言誘拐。犯人と被害者が手を組んでいましたってやつ」 「夏紀がそんな事するわけないだろ!!」 雄太郎が立ち上がり、大声を出す。 紘哉は片耳をふさいだ。 そんな彼を見て、芳樹が静かに口を開いた。 「……どうしてそう思うんだい?」 「色々と疑問点があるからですよ」