「3時だ。今から帰る、と連絡があったらしい」 「となると、3時から5時の間に誘拐されたってワケですね」 「そんな感じだな。学校帰りにヒョイっとさらわれたワケだ」 狸翠の言葉を聞いて考える素振りを見せる芳樹。 なぜか附に落ちない。 そう思い、紘哉はおもむろに口を開いた。 「……狂言誘拐というのは考えられないんですか?」 「あ?」