* 場所は変わって警察署。 田舎の警察署だけあって、あまり大きくはない。 その一室に紘哉と芳樹はいた。 「雄太郎さん、どういう事ですか?」 凄い勢いで詰め寄る芳樹。 普段のにこにこ笑顔はどこにもない。 雄太郎は完全に縮こまっていた。 「だって……警察に連絡したらダメって書いてなかったから」