こちらミクモ探偵事務所3




場所は変わって警察署。
田舎の警察署だけあって、あまり大きくはない。

その一室に紘哉と芳樹はいた。

「雄太郎さん、どういう事ですか?」

凄い勢いで詰め寄る芳樹。
普段のにこにこ笑顔はどこにもない。

雄太郎は完全に縮こまっていた。

「だって……警察に連絡したらダメって書いてなかったから」