紘哉はため息をつくと、部屋を出ていった。 そして数分後、ネクタイを持って部屋に入ってきた。 彼はなぜか、夏服用のネクタイがある不思議な学校に通っている。 もちろん、したことなど一度もない。 「これで満足?」 「もっと上に上げる!」 「うがっ!!」 緩く締めたネクタイを上まで引っ張る芳樹。 紘哉はようやく、なぜ彼が制服で来いと言ったのか理解した。