探偵は変人が多いと聞いたことがある。 もしかしたら、芳樹もその一人かもしれない。 「で、いいことと言うのは?」 改めて紘哉が聞く。 「あぁ、そうだ。君ももう高3じゃないか」 「それがどうした」 「そろそろ君も紳士にならなきゃダメだよ」 「……は?」 自分の耳を疑った。