「紘哉さん、そろそろ糖尿病になるよ」 「ならない。大丈夫だ」 少女の忠告を右から左へと受け流す。 「第一、甘いものが無いと頭は働かないんだぞ?」 「そりゃあそうだけど……ちょっとは控えてよね」 「はいはい」 「そう言いつつチョコを出さない!!」 彼は軽く舌打ちをし、デスクの中にチョコレートをしまいこんだ。