田んぼや畑を横目で見る紘哉。 途中、モミの木がたくさんある林も通った。 車から出たら茹でダコみたいになるんだろうか。 そんな事を考えながら、車は目的地である芳樹の家に向かっていた。 しばらくして。 「着いたよ」 芳樹は窓の外をぼーっと眺めていた紘哉に声を掛けた。 ドアを開けると、夏の熱気が一気に押し寄せてくる。 茹でダコもあながち間違っていないようだ。