「これを俺にやれと?ふざけるのも大概にしろよ!」 「ふざける?俺はいつだって大真面目だよ! それともアレか?そう言うことやる自信がないとか?まさかホモ――」 ゴッと今まで聞いたことも無いような音が、恵一の頭から響いた。 文庫本の角が頭にクリティカルヒット。 今の衝撃で彼の脳細胞は、どのくらい死んだのだろうか。 そんな事を恵一に考える暇も与えず、紘哉は彼を冷めた目で見下ろした。