「……」 紘哉の顔から血の気が無くなる。 恵一は不思議そうに紘哉を見た。 「お前、大丈夫?」 「……」 「おい!何か言えよ!」 「……悪い。顔洗ってくる」 紘哉は席を立ち、ヨロヨロと廊下へ出ていった。 「何だ……アイツ……」 その背中を呆然と見送る恵一。 彼は紘哉の筆箱からペンを取り出し、見ていた記事を四角く囲った。