こちらミクモ探偵事務所3


「おじさん、残念だったねぇ。まさか殺されちゃうなんてさ」

労る台詞を吐きながらも、口角は楽しそうに上がっている。
紘哉は不快感を覚えた。

「……何者だ」

「言わない。言ったところで信じてくれないでしょ?」

「場合による。用がないなら放っといてくれ」

「冷たいなぁ。紘哉は」

紘哉の背筋が凍りつく。
名乗った覚えは無いのになぜ知っている。