紘哉は覚悟を決め、雄太郎の顔を真剣な表情で見つめた。 「雄太郎さん、黒蜜会ってご存知ですか?」 「黒蜜会?知らないなぁ……」 「本当ですか?」 「うん。それがどうかしたの?」 「いえ……」 惚けているのか、本当に知らないのか。 雄太郎は首をかしげ、顔を洗いに部屋を出ていった。 夏紀と二人きり。 そんな中、彼女がボソリと口を開いた。