こちらミクモ探偵事務所3


恵一は壁に寄り掛かると、大きく息を吸った。
まだ呼吸が整っていないらしい。

その様子を紘哉は呆れながら見る。

「運動不足か?」

「違うし!一応部活だってちゃんとやってると……」

「語尾がフェードアウトしてる状態で言われても、説得力がない」

「う、うるせー!」

恵一は悔しそうに口をつぐむ。
反論したところで彼に勝ち目がないのを知っている。