「夏紀ちゃん!!」 蔵の柱に縛り付けられたまま、驚いたような目で紘哉を見る夏紀。 制服はボロボロ。 ポニーテールに縛っていたであろう長い髪。 口に貼られているガムテープ。 明らかに監禁されていた跡だ。 「大丈夫か!?」 縄を外そうと夏紀に近寄る。 彼女の目が、徐々に驚きから恐怖の色を帯びてきているのが分かった。