「夏紀ちゃん、意外と渋い趣味してるんですね」 「でしょう?……じゃなくて!!」 「あー、ハイハイ。分かったから」 ハエを追い払うように手を振る狸翠。 そんな彼に雄太郎は食って掛かる。 「……分かる事があるとすれば、夏紀ちゃんの誘拐とおじさんが消えた事、繋がっていますよね」 「まぁ、見たところそのようだな」 狸翠と雄太郎も同意するように頷く。