「進展?」 首をかしげ、荷物を下に置く紘哉。 狸翠は手元の書類を紘哉に投げて渡した。 「手紙が届いた。今度はキーホルダーと一緒に」 「どうやら家の鍵についていたものらしい。さっき確認をとった」 そう言って、親指で雄太郎を差す狸翠。 紘哉は手紙がコピーされた書類に目を通す。 『100万円は預かった。 春野夏紀と三雲芳樹の居場所なら、既に君達に教えてある。そこまで来るがいい』