「――ねぇ、先生?」 ゆっくりと悠里に近寄る。 ネクタイを緩め、Yシャツのボタンを外しながら。 悠里もゆっくりと後ずさる。 やがて壁に背中が触れると、彼女はズルズルとその場にしゃがみこんだ。 彼も悠里の側に寄り、スッとしゃがみこむ。 「いくらなんでもさ、からかうのはよくないと思うけど?」 「何で?」 「何でって……男子高校生は皆健全。いつこう言うことが起きてもおかしくない」