こちらミクモ探偵事務所3


「どうしたの?」

後ろから不思議そうに尋ねる悠里。
彼女もスクっと立ち上がった。

「喉渇いたんで、ちょっと買いに行ってきます」

「だったら私が――」

「――なんつってな」

「……え?」

紘哉はニヤリと笑うと、部屋の電気をパチンと消した。

一気に暗くなる部屋。
机のスタンドだけが、一部を明るく照らしていた。