「どうしたの?」 後ろから不思議そうに尋ねる悠里。 彼女もスクっと立ち上がった。 「喉渇いたんで、ちょっと買いに行ってきます」 「だったら私が――」 「――なんつってな」 「……え?」 紘哉はニヤリと笑うと、部屋の電気をパチンと消した。 一気に暗くなる部屋。 机のスタンドだけが、一部を明るく照らしていた。