「まず最初にwillの役割。未来ってやつ。
そしてcanの役割。これは可能」

「はぁ……」

「あとは、shouldの役割。義務って意味だよ」

「……」

英語は嫌いだ。
何言ってるのか分からない。

一日英語漬け。
紘哉のキャパシティーは限界へと達していた。

悠里は少し不満げに紘哉の顔を覗き込む。

「ねぇ、聞いてる?」