「……うん、うまい」 「……気を付けろよ」 「うん、行ってきます。必ず帰ってくるから」 「当たり前だ。帰ってこなかったら承知しない」 「もちろん!」 「来世まで呪うから」 「それは怖すぎるから止めて」 そう言って、彼は笑いながら家を出ていった。 心なしか、笑顔が悲しそうに見えた。