* 変な気持ちのまま家を出る。 夏紀の事を聞き出すために春野家に来た。 しかし、話の内容はどんどん違う方向へずれていった気がする。 結局大した収穫は無かった。 「お前、明日もう一度春野家に行くんだよな?」 タバコに火をつけ、狸翠がボソリと呟く。 紘哉は無言で首を縦に振った。 「悠里から聞いた話、ちゃんと教えろよ」 「分かってます」