「そうかもしれないけど……受験生を事件に巻き込むのは身勝手じゃない?」 「ぐっ……」 その場にいる大人の表情が固まる。 悠里は間違った事を言っているわけではない。 むしろ正しい。 無関係の子供が首を突っ込んでいい話ではない。 紘哉もそれを重々承知していた。 だからこそ、子供扱いをする狸翠に反発するような態度を取る。 自分だって何か役に立てるはずだ。