こちらミクモ探偵事務所3


「何も悪いことはしてないけどさぁ……お前、感じ悪いよ」

「そんな事分かってます。そう言う年頃なんですよ」

「意味分かんないから」

狸翠がキッと紘哉を睨む。
しかし、当の本人はどこ吹く風。
眠そうに小さくあくびをした。

狸翠のせいで、結局犯人の目的を聞き出すタイミングを逃してしまった――

芳樹をちらりと見るが、彼は辛そうな顔で前を見据えていた。