俺、一応男ですが?

「…ほら、慣れないことすると鍋粉砕するし」

「何したんだお前」

鍋粉砕って…相当な圧力が必要だぞ。

俺が訊くと、奏は顔面を手で覆った。

「友達とふざけて………」

「ふざけて?」

「高圧電流を…」

「あー……そうかそう……はっ!?」

高圧電流!? 何ソレ!! 家庭科の実習で何してんの!?

少し納得しかけたけど、おかしいよね!!

「……で、真っ二つになったから瞬間接着剤でくっつけて…」

「くっつけるな!!」

絶対、使えなくなっただろうなその鍋。

少しだけ犠牲となった鍋を思う俺。

っていうか、よくもまぁ問題にならなかったな…。普通なら停学くらいにはなるだろうに…。