俺、一応男ですが?

「翔、変態」

「普通だ!!」

俺は素早く間を詰めて本を取り上げる。

「…っ……翔…」

「なんだよ」

身長差があるので俺は下の方にある奏の顔を覗き込む。

下を向いているのでよくわからないが…。具合でも悪いのか?



「お酒飲みたい!!!」


「お前まだ二十歳じゃないだろ!!」

俺の心配を返せ!!

いきなりすぎる発言にびっくりする俺を置いて、奏は俺の隣を通ってベッドに腰掛けた。


だから、ここは男の部屋だって。


「あそぼーよー」

「なにしてだよ。お前は子供か」

「………×××?」

「モザイクかかるようなことを言うな!!」

変態かっ!! 俺の幼馴染は変態だったのか!?