「ねぇ! 俺の扱いひどくない!?」
涙目状態の焔が吠えているが、全く気にしない。気にしたら負けな気がする。
俺は焔を無視してさらに階段を下った。
次の講義で今日は終わりだし…、早めに家に帰って寝るか。
「俺とあそぼーよー」
「誰が遊ぶか。っていうか心を読むな。キモい」
「ひどいっ!!」
誰でも気持ち悪いと思うだろ。心の内を読まれたら。
「俺は…顔に書いてあったから…」
ブツブツと何かを言っている焔はおいておいて…、早くいかないと講義に遅れる。
「翔真のホモ」
焔がボソリとつぶやく。もちろん、周りには人がたくさん存在している。
「なんで今それを言う。ホモじゃねぇ」
こんな人がたくさんいる場所で言うなよ。誤解されるだろ。

