「おっはよー」 「本当に来やがった」 翌朝、本当に5時にやってきた奏。 俺は風呂上りで髪が濡れたままだというのに、向こうは制服で学校に行く気満々だ。 「おじさんは? 会社?」 「あぁ、今日は早めに言って早めに帰ってくるんだと」 「へぇ―――」 奏が無遠慮に家へ上がる。 「奏、宿題は?」 「ん? 終わったよ」 「は?」 「朝、ここに寄りたかっただけだよ。ついでに朝ごはんも一緒に食べようと」 この野郎…。