俺、一応男ですが?

ケータイを手に取り、電話に出る。

早く課題終わらせたい…。


「もしも『翔―――!!!!!』」

キーンと耳に響く奏の叫び声。

耳痛ぇ…!

「なんだよ…」

『宿題が終わんない――!!』

夏休み最終日の小学生か。


「自分でやれ。なんとかなる」

『翔~…』

「俺は寝るから…」

『明日、朝5時に起きてね!! 教えてもらいに行くから!!』

どんだけたくさんあるんだよ。宿題。

「あーー…わかったから。早く寝ろ」

『おやすみーーー』


静かに電話を切る。