「じゃじゃじゃじゃーーーん!!!」
奏が俺の部屋の扉を豪快に開けて中に侵入してきた。
相変わらずである。
俺はベッドに腰掛けて奏と向かい合う。
「どうした? 今日は随分と早いな」
「ふふふふー...部活をサボってきたのだよ」
「そうか。うん。...いいの?」
「実はですねー...翔真に見せたいものがあるのですよ!!」
「おー」
奏はゴソゴソとカバンの中をいじり始めた。なんだなんだ。
「みなされ!! 99点!!!!」
「あ...うん。すごいな」
99まで行ったら100欲しいよな。
微妙な感じで褒めると、奏むくれた。