俺、一応男ですが?

「......でも...どうしてもって言うなら...キスしてくれたら許す。我慢する」

俺があわあわしていると、奏がちょっとスネ気味に提案してきた。すっごい助かる。

「そんなにしたくなかったの?」

「いや、めっちゃしたい。でも、高校生に手ェだすの少し罪悪感あるから...」

なんかこう...ね。無理矢理した感とか。俺に無理に合わせてもらってる感が...ね。

奏はさらに俺を締めている腕をきつくした。まずいぞ...このままだと死ぬかもしれん。

「あ、でもキスはキスでもディープなやつね」


「...」


「できるよね?」


「...」


「できるでしょ?」



どうしよう。奏の笑顔が怖い。

俺は奏から視線をそらし。あさっての方向を見る。

したことないんだよな...ディープキス。っていうか言うのも恥ずかしい。