公園に入るとブランコに乗ってボーっとしている奏を見つけた。俺は直ぐに近寄って声をかける。
「奏」
「意外と早かったねー」
笑顔で切り返してくる奏。
予想とはだいぶ違う反応が来た。
「お前…何時間かかると思ってたの」
「24時間」
「一日だと!? 俺、どんだけ足遅いの!?」
「ううん。足は早いけど方向音痴なんだよ」
「確かにどこに公園あるかわかんなかったけども!!」
いつものテンションだ。いつもの。俺の恥ずかしい告白なんてなかったかのように。いや、いいけどね…。
「翔真、好きだよ」
表情を、笑顔を崩さずにナニカを告げる奏。
思わず固まってしまった

