「だって…ほら…もう公園…数メートル先だから…」
あぁ…本当だ。焔の後ろに公園が少し見える。
…。
「なんで一人目をこんな近くに配置したんだ!!」
俺が来るまでに時間あっただろ!? 何してんの!?
「ははは…いや…僕らも迷っちゃって…」
「発信機は!? つけてたんだろ!?」
「つけてても迷うったんだよ!! っていうか、途中で発信機に気がつかれて発信機外されたよ!!」
「発信機そんなにわかりやすいところにつけてたのかよ!!」
「服の裾に!!」
それ、落ちただけじゃね!? 落ちただけだろ!! 別に発信機に気がついたわけじゃないだろ!?
どうしよう、こいつらあほだ。俺よりも。
って、そんなことよりも早く奏のもとへ行きたい!! 家に連れてい帰りたい!!
「翔真、それは誘拐だよ。犯罪」
「警察呼びますか」
「呼ばなくていいよ!! 誘拐じゃないよ!!」
俺を勝手に犯罪者扱いするでない!!
ケータイを片手に多分警察に連絡しているであろう瀬野さんからケータイを取り上げながら、ツッこむ。

