俺、一応男ですが?

「じゃぁ、帰るね。付き合ってくれてありがとう」

鞄を持って立ち上がる奏。

本当、何し来たんだコイツ。

「送る」

「いいよ」

「今十時なんですけど」

もう夜遅い。女子を一人であるかせたら危ないだろう。

俺はシチューが入っていた皿を水につけ、家の鍵を持つ。


「すまんねー」

「そう思うなら家でおとなしくしてろ」

「無理無理―」

「無理じゃないだろ」

「私、動いていないと気が済まない質でさ…」

「…」

家の中で動いてろよ。