「んー………味、薄いかな」 俺の家のキッチンで料理を始める奏。あの後、無事にシチューの具材を手に入れた。 ところで、半分俺が払ったんだけど。この具材代。 俺は課題をテーブルに並べて勉強しながら奏を盗み見ていた。 エプロン姿の奏。 似合いすぎて困る。 「できたっ!」 嬉しそうに笑顔を作って皿にシチューをよそっている。 べつに、夜食ならそこまで頑張らなくても。