「もしもし? 瀬野さん?」 『なんですか? あ、こんばんは』 「こんばんは」 自室で瀬野さんに電話をかける俺。 奏は下で洗い物をしている。 「あのさ…」 『なんですか?』 「質問が…今時間ある?」 『課題が終わってびっくりするほど暇です』 「じゃぁ質問していい?」 『どうぞ』 俺は一息おいて、言葉を発する。 「女がわかりません」 『それは質問じゃないですよね?』 ごもっともです。