「運動して疲れれば眠れるだろ」
奏の頭を撫でながらいう。頭を撫でているのはただたんにしたかったからです。
奏が気持ちよさそうに顔をほころばせる。
「でも、もう夜遅いし…ランニングとかは…」
「ほかにもあるよ」
しかも有酸素運動が。
奏の手首を掴んでベッドに押さえつける。その際、俺は奏にまたがった。
奏の顔がこわばる。
「俺、前にも言ったよな? ここ、男の部屋だって」
「あ…そだね……。で…その…何するの?」
「男女の営み」
正確には『愛し合っている男女の営み』だけど…。面倒だからよしとしよう。いや、本当はダメだけど…。
「年頃の男と女が同じベッドで寝る目的なんてだいたい一つだよ」
「…………」
奏の顔がみるみるうちに赤くなる。
きっと、脳の思考が追いつかなくて今赤くなったんだろう。
「キス…してほしんだよな?」
奏の唇に手を添える。とても柔らかい。

