俺、一応男ですが?

「なんだよ」

「いや…断るもんだと…」

「…」

実を言うとものすごく断りたい!! でも、奏にいじられっぱなしっていうのも釈然としない。

「そういう気分なんだよ」

俺はベッドに座り込む。なんか久しぶりのベッド。

「そっか。じゃぁ一緒に寝よう!」


なんでそんな満面の笑みなんだよ。

満面の笑みを浮かべた奏がベッドに潜り込む。ついでに俺も入る。

「久しぶりだねー。一緒に寝るの」

「……そうだな」

なんでこいつはこんなに警戒心がないんだろう。一応隣に男がいるのに。

「ねーねー。なんか話読んでー」

「断る」

「えー…まだ眠くないし…何かしよー」

「…」

………………コイツ、絶対俺のこと男だと思ってない。良くて兄だ。それか母親だ。