俺、一応男ですが?

「夕飯、何がいーかなー」

俺と夜道を歩きながら楽しそうに空を見上げながら考える奏。夕飯っていうか、夜食だな。

俺は奏の隣を歩きながら奏を眺めていた。

警戒心一つない、無邪気な顔で。


なんで、警戒心がない。


「はぁ…」

「ん? どうしたの」

いきなり止まった俺を不審に思ったのか、奏も止まって俺の様子をうかがってきた。

「なんでもない。お前はバカだもんな…」

「どういうこと? 私をバカにしてるの?」

はぁ、バカだから仕方ないよな。こいつだって好きでばかやってるわけじゃないもんな…。

俺は少し納得して歩き出した。


「ねぇ、どういうこと?」

「お前はバカで精神年齢が7歳くらいで止まってるってこと」

「バカにしてるね!?」

「すごい直接的にバカにしてるな」

「ひどいよ!! 私はバカじゃないよ!!」