俺、一応男ですが?

「いや…その」

「……ぁ……」

……………………。

「…奏、ほら」

俺は奏に背中を差し出す。

「ん」

奏は俺の首の前に腕を回して抱きつく。

……やっぱり。

背負うとどうしても体が密着し合う。すると当然のように…。

奏の成長した体が当たるわけで……うん。俺は変態だね。

一人で納得して…っていうか俺を説得して部屋に上がる。

「………奏?」

「ん…なに?」

俺にもたれかかりながら返事をする奏。

相当弱っている。

「大丈夫か?」

「ん……」

「もうすぐ着くから…寝てろ」

「ん……」

後ろから静かな寝息が聞こえる。

うん。おやすみ。