「次は何を着てくれますか?」
やっとのことで着替えを済ませた俺に笑顔の瀬野さんが訊いてくる。
え? まさかまだ着せるつもり?
「魔法少女のド○ミちゃんとかも…」
「伏字になってるからね!? 言っちゃいけない発言だからねそれ!!」
「え? 着たいですか?」
「まったくもってきたくありません!!」
「声が震えていますよ?」
どうしよう。この子の笑顔が怖い。すごく怖い。思わず後ずさるほどに。
床に沈んでいる焔はピクリとも動かない。
くそ、役に立たないな。
まぁ、床に沈めたのは俺だが。
理由は聞かないでくれ。多分想像がつくと思うし。
とりあえず俺はこの状況をどうにかしないといけないのだ。
……ほんと、どうしよう。

