「おちねぇ…!!」
カラフルになったシャツを見て落ち込む。
洗剤につけたら落ちるか…?
母親がいないとわからない。
「あのー…翔真さん…」
「あぁ瀬野さん………ってここ男子便ですけど!?」
ソロリと顔をのぞかせる瀬野さん。
いや、なに覗いちゃってんの? ここ、男子便ですけど!? 俺以外いないからいいものの、ほかの人がいたらどうするの!!
「私は別に気にしません」
「男が気にするからね!?」
テケテケと男子便に入ってくる瀬野さん。
せめて入り口付近で止まって欲しかった!!
「シャツ…すみませんでした」
「あぁ、いいよ別に」
「汚れ…落ちませんよね?」
申し訳なさそうな顔をして俺の顔色を伺う瀬野さん。
反省してるんだなぁ…。
「落ちてないけど…大丈夫だよ」
「じゃぁ…」
「うちに来てください!! 洋服をお貸しします!! ここから近いので!!」
どうしよう。嫌な予感しかしない。

