俺、一応男ですが?

「無理やり五段にしてもらいましたーーーー!!」

無理やりって…君ね。

片手に五段アイスを持った瀬野さんが走ってくる。

あぁ…あんまり走ると。


「え…ぅわ!?」

風圧に耐えられなくなったアイスが倒れる。ついでに瀬野さん本体も倒れる。

…。





俺の方に。




え?


「翔真、逃げないと…あぁぁぁ…」

ベシャ。という効果音と共に俺の服にアイスが落ちる。


「つめた…!!!!」

俺は思わずその場を立ち上がり、服を凝視する。

「あぁぁ…アイスが」

俺のことを気にせずにコーンの上に残ったアイスにかじりつく瀬野さん。

おい。

「どうするかな…」

とりあえず洗面所でこのアイスを落とすか。


「瀬野さん、食べるのなら席についてから。それから、多分溶けちゃうだろうから俺のアイス食べておいて」

俺は瀬野さんにアイスを渡して洗面所へ向かう。

……落ちるかな?