俺、一応男ですが?

ぴろり~ん

教室に間の抜けた音が響く。

俺の携帯の音だ。マナーモードにしてなかったのか。

しかもこの着信音奏だし。電話だし。

俺はすぐに電話に出た。

「もしも『翔ーーーーーー!!!!!』」

耳に響く声。

ものすごい大音量を耳元で叫ばれた…。

俺は携帯を机に落とす。

耳が…耳が!!

『翔~?』

「なんだよ…」

俺は無事な方の耳に携帯を当てて会話をする。

耳が痛すぎて涙が出てきた。


『今日、家に友達呼んでもいい?』

「別にいいが…」

『男友達なんだけど…』

「呼んでもいいけど俺の目の届く範囲にいろよ?」

『なんで?』

「いろいろあのから」

男を家に呼ぶって…アホか!! アホなのか!!