俺、一応男ですが?

「あ、でも!! 焔さんもきっと似合います!!」

「え、いや、俺はその」

「そういえば部室にウィッグと女装用のメイド服があるんですよ。着てみますか?」

俺と焔を交互に輝いた瞳で見る瀬野さん。

なんで!? なんでそんなことに!?

「えっと…それはまた今度ね?」

「今度というと…明日ですか?」

待って!! まんでそんなに俺たちを女装させたいの!? 君はなんなの!?

焔の笑顔がだんだん引きつってくる。

「分かりました。明日、ちゃんと二人分用意してきます」

「用意しなくていいから」

「サイズを図っても…よろしいですか?」

どこから出したのか、メジャーを取り出して俺らのサイズを図ろうとする瀬野さん。

「いやいや、ほらでもさ…サイズがあるかどうか…」

「大丈夫です。いくつか種類もありますし、サイズもあります。家に」

なぜ家にそんなものがあるのかがすごく気になった。

「私は、昔から男の子を女装させるのが好きだったんです」

え…?

「無理やり着替えさて涙目になる男の子って可愛いと思いません?」

思いません。だから、そんな輝いた瞳で見ないでください。

知り合いの意外な一面を見た。