俺、一応男ですが?

「待ってろ。燃やしてやるから」

ライターどこにあったかな。

「わー!! すみません、嘘です!!」

「…で? 何を忘れたんだ…?」

本当に嘘だろうな…。

俺は疑いの眼差しを奏にむける。奏は視線をそらしながら顔を真っ赤にして答えた。

「………………用品」

「………」

聞き取れはしなかったけど、だいたい察しがついてしまった。

…そりゃ言えねぇわ。

女子特有のものだろう。まずい、セクハラで訴えられかねん。

「……とってきな…」

さすがにそれは取りにいけない。

俺が道を開けると奏は急ぎ足で自分の荷物が置いてある場所へ向かった。



俺、デリカシーねぇわ。



改めて実感した。