さて、まず母親に話を………あれ? あの人今家にいたっけ?
「ただいまー」
「おかえりーー!! 母さん、きょうから…」
「旅行だろ? 行ってらっしゃい」
「うん!! ……あと、翔真」
俺が帰った瞬間向かてくれた母親が俺の肩に手を置く。
俺よりも背の低い母が俺の肩に手を置くのは大変そうだが…。
「……奏ちゃんに手ぇ出したら切腹させるわよ」
母親超怖い。
俺の耳元に顔を寄せて警告する母。めちゃくちゃ怖い。
っていうか、切腹って…俺は武士じゃないぞぉ。
「…わかった?」
「はい。それで…お願いなんだけど、奏に部屋を貸してやってくんない? ベッドだけでいいから」
「それは嫌。見られたくない物がたくさん置いてあるモノ」
「なにそれ」
「お母さんの威厳が形無しになるようなものよ…」
本当に何を隠し持ってるんだ!?

