俺、一応男ですが?

「ほんと!? じゃぁ遠慮なく行くね!!」


「…」


奏が『騙された』という顔をしている。

う~ん…俺が奏を預かるのか…。しかも親がいない家で。

俺の理性が持つか心配です。


「じゃ、準備してくるね~」

奏の母は軽やかな足取りで一階へ降りた。

…あれ? 俺の服は?

よく考えると俺はまだ上半身裸のままだった。意外と寒い。

「…翔真…」

「ん?」

俺は弱弱しく話しかけてくる奏の方を向く。

「…ごめんなさい」

「何が?」

「迷惑かけて」

「別に? 俺は…………困るな」



理性が保てなくて。