「翔真…?」

「ほら、部屋行って寝るぞ!!」

俺は奏の持ち上げてお姫様抱っこをする。

奏は俺の服をつかんで抵抗はしない。



部屋に着くと、奏をベッドおろし、俺も床に座り込む。


姫抱きって…けっこう疲れるんだよな…。階段上ったし。

姫抱きは抱かれている女性のほぼ全体重が腕にかかるのですごく疲れる。

…さ、帰るかな。


「翔真…? どこいくの?」

げ…。

俺が帰ろうと立ち上がった瞬間に奏が目を覚ましてしまった。


「一緒に寝てくれないの?」

「いや…」

「どこいくのぉ…?」

「…」

「翔真ぁ…」







俺、今夜は絶対寝れないな。